蛇矛(だぼう)三国志演義の中の張飛が愛用する武器ですね。
劉備の雌雄一対の剣、関羽の青龍偃月刀、そして張飛の蛇矛。
劉備3兄妹が桃園の義を結んだ時、
商人の張世平と蘇双が、劉備らへ馬と金を援助し、
張飛はこの援助を受けて長さが一丈八尺(4.3m以上)もある蛇矛という
鋼矛を作らせたのだとか。
形状としては、長柄武器の一つで、
刃の部分が蛇のように蠕動して見えるのが特徴的な武器です。
敵を刺したときに、傷口を広げてより効率的に
深いダメージを与えるのを目的とした武器です。
冒頭でも紹介しましたが、
三国志演義に出てくる豪傑、張飛・益徳の愛用武具としてかなり有名です。
しかし、蛇矛自体は明や宋の時代に存在したものであり、
三国志演義としての創作という説が有力です。
三国志平話(さんごくしへいわ)という、
物語では、張飛が退治した大蛇が蛇矛になったという話もあります。
英雄が持つ武具は逸話がつき物ではありますが、なんとも面白いですね。
因みに、ワタクシ、三国志は大好きでして。
吉川英治三国志から、横山光輝三国志など子供の頃から読んでおりました。
何度も読み返しては、かの時代の英雄たちの雄姿を思い浮かべ、
心の中で自身の理想を描いていたものです。
三国志の英雄たちが、今もなお、自分の中で色褪せずにいるのは、
あれなんでしょうかね。
三つ子の魂百までと言うやつなのでしょうかね。
⇒
三国志演義の登場人物「張飛」の武器といえば、この蛇矛ですよね。 【中国武器】蛇矛(だぼう)
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